カレーを作ったけどドロドロすぎてしまった…。
そんな悩みを解決するためにドロドロからサラサラにする方法を3つ解説します。
逆にサラサラすぎるカレーをドロドロにする方法も8つ紹介します。
この記事を読めば好みにぴったりあったカレーを作れるようになりますよ。どれも簡単にできるものなので試してみて下さい。
カレーをドロドロからサラサラにする方法3選
ドロドロすぎるカレーをサラサラにする方法を3つ解説します。
- 水を加える
- 牛乳や豆乳を入れる
- トマトジュースや野菜ジュース
カレーをサラサラにするには水分を加えればOKです。
水を加える
カレーがドロドロしすぎるのは加えたルウに対して水が少ないため。
そこでサラサラにするためには水を加えるのが一番シンプルな方法です。カレーの様子を見ながら水を入れてみましょう。
原因はカレーに塩分が足りないからです。水と一緒にコンソメやウスターソース、粉チーズなどを加えてみるとよいでしょう。
牛乳や豆乳を入れる
牛乳や豆乳を入れることで、ドロドロすぎるカレーをサラサラにするだけではなく、味をまろやかにすることができます。
この方法は私もよくやる方法です。結構大胆に入れても、味が薄くはならないように思いますが様子を見つつ加えてみてください。
辛いカレーが好きな方には向いていない方法ですが、好みに合えばとても美味しいですよ。
カレーの辛さを調節する方法は以下の記事で詳しく解説しています。

トマトジュースや野菜ジュース
カレーはトマトを加えて作っても美味しいもの。ドロドロしすぎるときは、トマトジュースを加えてみるのもおすすめです。
ドロドロを解消しつつ、旨味が加わるのでおいしく仕上がりますよ。
トマトジュースがないときは野菜ジュースを入れるのもよいでしょう。
カレーをサラサラからドロドロにする方法8選
ここからは、サラサラすぎるカレーをドロドロにする方法を解説します。
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
- 小麦粉を水に溶いて入れる
- 溶かしたバターと小麦粉を混ぜる
- チーズを入れる
- じゃがいもをすりおろす
- バナナをつぶす
- 煮込んで水分を飛ばす
- カレールウを追加する
8つの方法をご紹介しますのでやりやすいものを選んでやってみてくださいね。
水溶き片栗粉でとろみをつける
実は昭和の前半から半ば頃まで家庭でカレーを作るには、現代のようにカレールウを購入して作るのではなく、小麦粉とカレー粉を炒めてカレールウから作っていたそう。
そのため、シャバシャバのサラサラになってしまうことも多かったそうです。
そんなときにおばあちゃんたちが実践していたのが、水溶き片栗粉を加えるという方法なんです。
ご存じのとおりどんな料理も水溶き片栗粉を加えれば、とろみがつきます。
以下の手順で入れることがポイントです。
- 一度火を止める
- 水溶き片栗粉を入れて全体を混ぜる
- もう一度よく沸騰させる
小麦粉を水に溶いて入れる
市販のカレールウにとろみがついている理由は、小麦粉が加わっていることです。
小麦粉とカレー粉を混ぜ合わせて固めているので火ひかけるととろみのついたものが出来上がるんです。
そのためカレーがサラサラの場合は、小麦粉を溶いて加えることでドロドロに近づけられます。
溶かしたバターと小麦粉を混ぜる
こちらも小麦粉を使ってとろみをつけることには変わりがないのですが、水ではなくバターと混ぜ合わせるので、カレーにコクもプラスできます。
これは「ブールマニエ」と呼ばれるもので、フランス料理でとろみをつける際に使われるものです。
作り方は以下のとおり。
- バターを耐熱容器などに入れてレンジにかけ溶かす
- 溶かしたバターに小麦粉を入れてよく混ぜる
バター10gに対して小麦粉は大さじ1杯くらいが目安の分量です。カレーの量に応じて作り入れてみましょう。
チーズを入れる
サラサラのカレーにチーズを加えると、とろみもつきますしチーズの塩分やコクがプラスされるので味もよくなります。
使うのはピザ用のチーズでもよいですし粉チーズでもOKです。
ただし、大量のカレーにチーズだけでとろみをつけるとなるとチーズも大量に必要になりますよね。
そうなると塩分量も心配になってしまいますので、少量のカレーの場合にのみにするか他の方法と併せてやってみるのがおすすめです。
じゃがいもをすりおろす
サラサラのカレーも一晩寝かせるとドロドロになることがありますよね。それはじゃがいもが溶けてしまうことが原因なんです。
今すぐカレーをドロドロにしたければ、じゃがいもをすりおろして加えることで同じことが起こります。
もし、いつもカレーがサラサラになりがちということでお悩みならじゃがいもはメイクインよりも男爵を選ぶとよいでしょう。
煮崩れしやすいのでじゃがいもがカレーに溶けやすく、ドロドロになりやすいですよ。
バナナをつぶす
バナナをつぶして入れるとサラサラのカレーをドロドロにすることが可能です。
特にカレーが辛くなってしまったり、子供が食べるときにはぴったりの方法だと思います。
カレーにとろみがつく上、甘みもプラスされるので食べやすいカレーに仕上がるでしょう。
煮込んで水分を飛ばす
そもそもカレーがサラサラしてしまっているのは、ルウに対して水の量が多いことが原因ということもあります。
そんなときはフタをせずにグツグツ煮込んで水分を飛ばしてしまいましょう。
焦げないように注意しながらやる必要がありますし、時間もかかるので他の方法と合わせてやってみてください。
カレールウを追加する
カレーがサラサラしているのは、ルウに対して水分量が多いせいと先ほど説明しました。言い換えれば水の量に対してルウが少ないせいということでもあります。
カレールウがまだ残っているなら味をみながら追加してみるとサラサラからドロドロにすることができますよ。
ルウを追加したらしっかり加熱することもお忘れなく。水溶き片栗粉と同じようにカレールウも一度火を止めてから入れて溶かし再度よく加熱することで、とろみがつきやすくなります。
カレーのドロドロとサラサラを調整する方法:まとめ
カレーをドロドロからサラサラにする方法と、サラサラからドロドロにする方法を解説しました。
- 水を加える
- 牛乳や豆乳を入れる
- トマトジュースや野菜ジュース
- 水溶き片栗粉でとろみをつける
- 小麦粉を水に溶いて入れる
- 溶かしたバターと小麦粉を混ぜる
- チーズを入れる
- じゃがいもをすりおろす
- バナナをつぶす
- 煮込んで水分を飛ばす
- カレールウを追加する
ドロドロすぎる原因は水分が足りないこと、逆にサラサラすぎる原因は水分が多すぎることです。それぞれの対策方法の中から手軽にできるものを試してみて下さい。