揚げ物は冷凍保存しても美味しく食べられることをご存知でしょうか?
揚げ物は美味しいですが、調理に時間がかかり手間もかかりますよね。
私は好物のアジフライを一度にまとめて揚げて、今日食べない分は冷凍保存しておくことがあります。
ただ美味しさをキープするには、揚げる前と揚げた後のでそれぞれ適切な冷凍保存の仕方が変わってきます。
この記事では、揚げ物の保存方法と解凍方法を紹介します。お惣菜コーナーで買った揚げ物を美味しく温める方法にも使えるのでぜひ参考にしてください。
アジフライを例に解説しますが、すべての揚げ物に共通しています。
アジフライの冷凍保存方法!揚げる前と後の違い
アジフライなどの揚げ物を冷凍保存する方法を解説します。
衣まで調理した状態の揚げる前と、調理済みの揚げた後では冷凍保存の仕方が変わってきます。
共通して必要なものは以下の通りです。
- ラップ
- フリーザーバック
- 金属製のトレー、もしくはアルミホイル
冷凍するときは揚げ物の下に金属製のトレー、またはアルミホイルを敷く事で急速冷凍ができます。
急速冷凍は冷凍されるまでに飛ぶ水分を抑えられたり、冷凍されるまでの時間が短くなり美味しさを保つ事ができます。
フリーザーバックは密閉性・気密性の高いものを使用しましょう。弱いものだと空気が入りやすく中の食品がダメになってしまいます。
一般的にWジッパーのものは密閉性・気密性が高く保存に優れています。ジップロックならWジッパーなのでオススメです。
揚げた後の冷凍保存
揚げた後の冷凍保存の仕方は以下の手順です。
揚げた後に冷凍保存場合はしっかりと冷ますことが大切です。冷めていない状態で密封してしまうと水分が出てふやけてしまいます。常温になるまでしっかりと冷ましましょう。
1つずつラップで包みます。この時まとめて包んでしまうと解凍に時間がかかる上、少量だけ使うときめんどうになります。
包んだ後はフリーザーバックに入れて保存するだけです。なるべく空気を抜いてしっかりと密封しましょう。
金属製のトレーまたはアルミホイルを下に敷いて急速冷凍で保存。
アジフライなどをまとめて揚げておいて冷凍すると時短になりますよ。
揚げる前の冷凍保存
揚げる前の冷凍保存の仕方を解説します。
ここで言う揚げる前とは「食材に下味と衣まで付けた」状態のことです。
衣まで調理してから冷凍保存するので解凍せずに、そのまま揚げることができるので楽になります。
食材は温度が下がる時に味が染み込みやすくなるので、1度冷凍する事により味に奥行きが出ていつもの揚げ物より美味しくなる効果も期待できます。
衣を付ける調理までした後は必ず1つずつラップで包みます。まとめてしまうと揚げるのに時間がかかったり中まで火が通りにくくなります。
包んだ後はフリーザーバックに入れて保存するだけです。なるべく空気を抜いてしっかりと密封しましょう。
金属製のトレーまたはアルミホイルを下に敷いて急速冷凍で保存。
まとめてしまうと解凍に時間がかかりますし、少しだけ使いたい時でも全部解凍しなくてはいけない状態になります。
揚げ物に限った話ではありませんが、冷凍と解凍の繰り返しはよくありません。そのため個別に解凍できるようにしておきましょう。
冷凍保存したアジフライの揚げ方!揚げ物の解凍方法
ここからは冷凍保存したアジフライなど揚げ物を、美味しく揚げる方法を解説します。
こちらも揚げ物と揚げた後に冷凍したフライでは揚げ方が違います。
揚げた後に冷凍したフライ
揚げた後に冷凍保存したフライなどを温め直すときは電子レンジとオーブントースターこの2つを使って揚げ物を温め直します。
電子レンジだけを使って揚げ物を温め直すと、具材から水分が出てしまいどうしてもベチャっとなったり美味しくなくなってしまいます。
逆にトースターのみだと外側だけ加熱されてしまいがちです。そこで、電子レンジで中を温めオーブントースターで表面を加熱するという役割分担をさせます。
具体的な解凍方法は以下の通りです。
まずは電子レンジで解凍処理、もしくは冷蔵庫に移して自然解凍します。
冷蔵庫に入れていた揚げ物を温め直す場合は1度常温に戻してから温めるのが理想です。
キッチンペーパーを敷いて揚げ物をお皿に並べ、ラップをかけずに600ワットで30~40秒ほど電子レンジで加熱(中が温まっていたらOK)。
次はオーブントースターの出番です。
くしゃくしゃにして広げたアルミホイルを敷いてその上に揚げ物をのせたら、様子を見ながら表面を2~3分焼きます。
このひと手間を加える事で揚げたてに近い感じで温められます。スーパーで買った揚げ物もこれで美味しくなりますよ。
揚げる前に冷凍したフライ
揚げる前に冷凍したフライは解凍せずともそのまま揚げる事ができます。
ただ普段通りに揚げてしまうと中まで火が通らない可能性が高いので「コールドスタート」と呼ばれている調理法を使います。
やり方はとても簡単で、油が常温状態(火をつける前)に冷凍した揚げ物を入れてから火をつけて揚げるだけです。
揚げ油と同時に温まっていくので冷凍でもちゃんと中まで火が入ります。しかも、このコールドスタートは油はねも少ないので嬉しいところ。
スーパーの揚げ物惣菜
スーパーのお惣菜コーナーで買った揚げ物も、ここまで紹介した方法で冷凍保存できますし、温めたり解凍もできます。
閉める時間帯にスーパーにいけば、惣菜が半額以下なんて結構あり半額のアジフライを買って冷凍保存して賢く使っている方もいるでしょう。
ただ油は空気に触れる事で酸化してしまいます。酸化した油は美味しくありません。特に閉店前となると長時間放置されている揚げ物になってしまいます。
ですが手間やコストを考えれば安くなったお惣菜のフライを冷凍保存し使ったほうが賢いかもしれませんね。
アジフライの冷凍保存期間はどれくらい?
揚げ物を冷凍保存した場合、どれくらいの期間もつことができるのか解説します。
冷蔵、冷凍それぞれについて解説しますが期間はあくまでも目安です。できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
冷蔵保存の期間
揚げ物の冷蔵保存期間の目安は3日ほどです。
冷蔵保存の場合は1日でも早く食べたほうが味の変化はしません。あまり長時間冷蔵保存すると水分と共に美味しさも抜けていきカビや腐る可能性がおおいにあります。
できるだけ早く食べ切るようにしてください。3日以上の保存をしたい方は冷凍保存がオススメです。
冷凍保存の期間
揚げ物の冷凍保存期間の目安は1ヶ月ほどです。
冷凍保存は冷蔵保存よりも長持ちしますが、冷凍したフライでも少しずつ品質が劣化していきます。
これは揚げる前でも揚げた後でも同じで冷凍してから1か月を目安に食べきるようにしましょう。
特に冷凍保存はついつい存在を忘れて放置してしまうのでご注意ください。
まとめ
アジフライなど揚げ物の冷凍保存方法と解凍する方法を解説しました。
- 揚げる前でも後でも冷凍保存できる
- 保存期間の目安は1ヶ月以内
- 揚げる時はコールドスタート
- 温める時はオーブンとレンジ両方使う
冷凍する場合は必ず1つずつラップで包んで保存するようにしてください。温める時は電子レンジとオーブントースター二つを使う事でカリっと美味しく温める事ができます。
揚げ物の温め直し方さえ分かったらスーパーなど惣菜のフライなんてもう怖くありませんよね