- 納豆はおいしいけれどあのネバネバが嫌!
- 服や手についてベトベトして最悪だし何とかならないものか?
納豆は好きだけれどあの粘りさえなくなれば、と思う方もいるのではないでしょうか。
実は調理法を変えたり、何かを加えたりすることで納豆のネバネバをなくすことができるんです。
この記事では、納豆の粘りをとる方法やなぜネバネバしているのか効果について解説します。
納豆のネバネバをなくす5つの方法
納豆のネバネバをなくす方法を5つ紹介します。
- 冷凍する
- 加熱する
- 塩分を含んだ水分を加える
- 大根おろしをかける
- 卵を入れる
冷凍する
納豆のネバネバをなくす方法1つ目は冷凍することです。
納豆のネバネバを生み出しているのは納豆菌です。そのため納豆菌の活動を止めれば粘りもなくなります。
そして納豆菌の活動を止める方法とはずばり冷凍すること。
納豆を冷凍しておけば粘りがなくなります。ただし、常温に戻すと納豆菌が再び活動を始めるため粘りも復活します。
納豆菌が最も活発に活動する温度は40℃前後であるため、特に夏場はあっという間に粘りが復活してしまうでしょう。
さすがに冷凍したまま食べるのは美味しくないので、低温状態に自然解凍されてからすぐに食べるのが良いかもしれません。
加熱する
納豆のネバネバをなくす方法2つ目は加熱することです。
納豆を加熱すると、ネバネバを作っている成分であるアミノ酸が熱によって分解されるため粘りがなくなります。
納豆チャーハンや納豆ドリアなどのアレンジレシピを楽しむのもよいでしょう。
納豆をそのままご飯にかけて食べる人が多いと思いますが、他にも納豆とネギと片栗粉を混ぜて焼いた納豆焼きなど、様々な食べ方ができますよ。
塩分を含んだ水分を加える
納豆のネバネバをなくす方法3つ目は塩分を含んだ水分を加えることです。
納豆のネバネバは水に溶けます。そのため食器についた粘りも水道水で洗い流すだけで簡単に落ちます。
さらに納豆の粘りに含まれるフラクタンは塩分によって分解される成分です。そのため塩分を含んだ水分を多く加えるほど粘りはなくなります。
納豆の粘りをなくすためにも、次のような食べ方をするのもよいでしょう。
- 醤油やたれを多めに入れる
- みそ汁にいれる
- キムチスープもアリ
スープなどのアレンジをせずに、そのまま納豆を食べたい方は醤油やたれを多めに入れると粘りが軽減するうえ、味もはっきりしておいしいですね。
ただし濃い味が苦手な方は美味しく食べられないかもしれません。
そんな方はみそ汁に入れるのも美味しくておすすめです。味噌も納豆も大豆からできているので、合わないわけがないですもんね。
キムチスープだと発酵食品同士で相性が良いですよ。
大根おろしをかける
納豆のネバネバをなくす方法4つ目は大根おろしをかけることです。
納豆の粘りの元はアミノ酸が作っています。大根に含まれるジアスターゼがアミノ酸を切り離してくれるので、ネバネバが取れるんです。
大根おろしをかけるとあっさりするので食べやすくて美味しいですよ。
アレンジレシピとしては納豆オムレツに大根おろしをかけるのもおすすめです。納豆パスタに大根おろしをかけるのも和風で良いですよね。
こちらも色々なアレンジが楽しめそうです。
卵を入れる
納豆のネバネバをなくす方法5つ目は卵を入れることです。
納豆に卵を加えても水分が増える分、粘りがなくなります。
卵白のぬるっとした食感が苦手な方も多いかもしれませんが、粘りを減らすためには卵黄だけではなく卵白も入れる方がよいでしょう。
納豆はなぜネバネバする?
そもそもなぜ納豆はネバネバするのでしょうか?
納豆の粘りの正体とは、たんぱく質分解物質であるグルタミン酸と糖の一種であるフラクタンです。
このうちグルタミン酸は納豆菌が大豆のたんぱく質を分解することで生じます。
そのため納豆の粘りをなくすには納豆菌の活動を止めればよい、ということになります。それがこの記事で一つめに紹介した、冷凍する方法ですね。
またフラクタンは熱と塩分に弱い成分です。だから加熱したり塩分を加えたりすることでも納豆の粘りは減らせるのです。
まとめ
納豆のネバネバをなくす方法や、なぜ粘りがあるのか解説しました。
- ネバネバを取るには納豆菌の活動を止めればよい
- 冷凍や加熱する
- 塩分の多い水分や大根おろしをかける
- 卵を入れて食べる
納豆の味は好きだけど、ネバネバしているのが嫌という方はこの記事で紹介した方法を試してみてください。
ただ納豆ご飯にして食べたい場合は、冷凍する方法は難しいかもしれません。自然解凍されるまでに時間がかかるし美味しさも減ってしまいます。
そのため、大根おろしや卵をかけて食べるのがネバネバを無くしてかつ、美味しく食べられる方法だと思います。