ゲームの人気ジャンルの一つに「オープンワールド」があります。
一本道の決められたルートではなく、広大なマップを世界にプレイヤーが自由に遊ぶことができるという魅力があります。
しかし、この自由度が逆にプレイヤーにとって苦手と感じる要因にもなり合わないと感じる人もいるのです。
そこでこの記事では以下の内容を解説します。
- オープンワールドゲームが合わない人5つの特徴
- オープンワールドゲームが苦手な人が楽しむ方法
オープンワールドゲームが合わない人5つの特徴
オープンワールドゲームが合わない人の特徴は以下の5つです。
- 目的がないと飽きる人
- ストーリーを楽しみたい人
- 移動がめんどくさい人
- 方向音痴な人
- 完璧主義者な人
一つずつ解説します。
特徴①:目的がないと飽きる人
オープンワールドゲームの魅力の一つはプレイヤーが自由に目標を設定し、自己判断に基づいてゲームを進められることです。
しかし、この魅力が反対に「何をして良いのかわからなくて困る」と悩みの種になってしまう人もいます。
一般的なゲームは、次にやるべきことが決まっていて決められた目標に沿ってプレイすることで進行していきます。
自分で判断することはバトルのコマンドやスキルの選択などで、他の進行はゲーム側から与えられた方針を守れば達成感を感じることができます。
一方オープンワールドゲームには、そのような決められた目標はありません。「次はこれをやりましょう」という指示もなく自由に遊べます。
そのため自分で目標を立てたり、自分なりの楽しみ方を見つけたり判断しなければいけない場面が多いです。
明確な目標がないと飽きる人にとって、オープンワールドゲームは自由すぎて合わないといえるでしょう。
特徴②:ストーリーを楽しみたい人
オープンワールドゲームの中でも人気の高いジャンルがRPGです。近年では「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」が世界中で大ヒットしました。
RPGなので当然ストーリーがあります。しかしオープンワールドの場合はメインクストーリー以外の要素が楽しみとして多く設定されています。
また、ストーリーを進める順番が決められていなかったり、進めなくても遊べる要素がたくさんあります。
例えば、サブクエストや広い世界の探索など寄り道こそオープンワールドの魅力と言えます。
しかし「ストーリーを早く進めたい」という人にとっては、ゲームが進まないと感じるかもしれません。
ストーリーを楽しみたい人は、自分が物語の登場人物に感情移入して結末まで冒険するのが楽しいんです。
いつまでもストーリーが進まないとゲームにハマることができず飽きるという人も出てきてしまいます。
もちろんメインストーリーだけを進めるという遊び方もできるでしょう。
しかしそれではオープンワールドである意味がなくなってしまいます。
ストーリーを楽しみたいという方にとってオープンワールドゲームの自由さと広大さは合わないと言えるでしょう。
特徴③:移動がめんどくさい人
オープンワールドゲームの楽しさの一つは、大きなマップを自由に探検できるところです。
しかし、広大なマップを自由に移動できることは「移動がめんどくさい」人にとっては、困る一面でもあります。
オープンワールドゲームでは、一か所から別のところへ移動するだけでも結構な時間がかかることが多いです。
その移動時間が、ゲームがなかなか進まないと感じる原因になり、合わないと感じる人もいるでしょう。
特にゲームをする時間があまりない人、例えば仕事や学校、家庭の事情で時間が限られている人にとっては、このマップの移動時間がストレスになってしまいます。
オープンワールドには、一度来たポイントに一瞬で移動できる「ファストトラベル」があります。
移動時間を短縮できる上に方向音痴の人でも必ず目的地にたどり着けます。
しかしオープンワールドの醍醐味である探索などゲーム性が失われてしまう側面もあります。
さらにオープンワールドゲームではサブクエストやアイテム集めなど、移動がメインになるイベントも用意されています。
例えばよくあるのが「お使いクエスト」。
りんごを持ってきてくれ!
これをA町の太郎のところまで持って行ってくれ!
など、まさにお使いのような依頼されるクエストです。
このようなお使いクエストは、往復の移動が必須になるためプレイヤーからすれば面白みのないイベントです。
制作サイドからすればゲームの世界を深く理解するためには大切な要素なのかもしれません。
しかし移動がめんどくさい人にとっては、ゲームの進行を遅くし、目標達成に時間がかかると感じさせることがあります。
特徴④:方向音痴な人
オープンワールドゲームは自由に動き回れる楽しさがある一方で、「方向音痴」な人にとっては合わないと感じるかもしれません。
広大なマップを舞台にしたオープンワールドでは、当然マップが用意されておりボタン一つでいつでも確認できるシステムがあります。
しかし方向音痴な人はマップを見ても方角がわからなかったり、すぐに道に迷ってしまいます。
オープンワールドゲームでは、目的地までのルートを自由に選べたり、途中で道が分岐したりすることもあります。
この自由さが魅力的に感じられる一方で、どこに行けばいいのか、どの道を選べばいいのか判断する必要があるので、方向音痴の人にとっては大変な作業になります。
これがストレスとなりゲームが進まないと感じることもあるでしょう。
特徴⑤:完璧主義者な人
オープンワールドゲームは、自由に動き回れるところが楽しいところですが、実は「完璧主義者」な人にとっては、合わないゲームと言えます。
オープンワールドでは、メインストーリー以外にも、サブクエストやミニゲーム、アイテム集めなどできることがたくさんあります。
完璧主義だと全てを終わらせないと満足できないかもしれません。
しかし、オープンワールドの世界はとても広く、全てを完全に終えるにはかなりの時間が必要です。
時間がかかる要素の一つに、全マップにちりばめられたコレクションアイテム集めがあります。
ゲームの舞台となるマップのあちらこちらに、収集用のアイテムが用意されているのです。
このコレクションアイテムは、プレイ中に使用できたりパワーアップするためのものではなく、集めることが目的のアイテムです。
ストーリーをクリアして、全てのサブクエをやり尽くした最後に残されたやりこみ要素といえるかもしれません。
マップの端や、建物の隙間など普通にプレイしているだけでは見つからないモノも多くあるため、攻略情報を見ないと全て収集しようとするのは難しいです。
また、完璧主義者な人はゲームを攻略する上で「最良の方法」を探したい傾向にあります。
しかし、オープンワールドの楽しさは「自由に探検する」ことにあるため、はっきりとした最良の方法がないことも多いです。
このように完璧な方法が存在せず、全ての要素をクリアするには途方もない時間がかかるため、完璧主義者な人には合わないでしょう。
オープンワールドゲームが苦手な人が楽しむ方法
ここまでオープンワールドゲームが合わない人の特徴を解説しました。
それを踏まえた上で、苦手な人が楽しむ方法を2つお伝えします。
メインストーリーだけ進める
探索やサブクエストなどたくさんの要素が多くて気が散ってしまう方はとりあえずメインクエストを進めるといいでしょう。
アイテム収集など他の要素はゲーム進行に必要なものだけやってもOKです。まずはストーリーを最後まで進めてみてください。
ほとんどのオープンワールドゲームはストーリーを進めるにつれて、新たな要素が解禁されるので効率的でもあります。
サブクエや探索はクリア後も楽しめるように作られています。
メインクエストをクリアするという明確な目標を持って、ストーリーを進めていくうちにゲームの世界にハマっていきますよ。
自分の興味にまかせて進む
広大なフィールドを自由に探索できるというオープンワールドの魅力を楽しみましょう。
優れたオープンワールドゲームは探索するだけでも楽しめるように設計されています。
メインクエストを気にせず興味のある場所にお散歩する感覚で進んで行ってみてください。
特定のエリアだけを探索する、面白そうなクエストだけを進めるなど、自分の興味に合わせてプレイすることで楽しさを見つけられます。
何でもできると言っても、全てをやる必要はありません。一つのことだけを集中してやり続けるのも自由です。
気になる場所やワクワクするものを自分の興味に任せて進めてみてください。
まとめ:オープンワールドが合わない人
オープンワールドゲームが合わない人の特徴7つと、楽しみ方をまとめました。
「広大なフィールドと自由度の高さ」は魅力である一方で、苦手に感じる要素にもなっています。
何をして良いのかわからない状態から、手探りで探索するのが醍醐味です。
ゲーム側から与えられた楽しみをなぞるだけではなく、プレイヤー自身で面白さを追求するのがオープンワールドとも言えます。
そのため、合う人と合わない人に分かれてしまうのは仕方のないことだと思います。
ゲームは自分が楽しむためにするものなので、苦手だったり飽きてしまう方は無理にプレイする必要はないでしょう。
ただ楽しみ方を見つけてハマると何時間も通してプレイするぐらい面白いですよ。